会社名 | 株式会社イノメディックス INNOMEDICS Medical Instruments Inc. |
本社所在地 | 〒113-0034 東京都文京区湯島2-16-11 |
事業内容 | 1.医療機器、医療材料、病院設備の仕入・販売・企画・賃貸及び修理・保守 2.病院・医療設備の増改築・移転の総合コンサルテーション 3.院内物流管理業務の受託・運用、及び院内物流管理システムの開発・保守 4.医療情報管理システムの仕様設計、導入・開発サポート |
代表者 | 代表取締役 二之宮 義泰 |
従業員数 | 542名(内、パート104名) (2024年10月末日現在) |
創業 | 1930年4月1日 |
設立 | 1951年3月29日 |
Webサイト | https://www.innomedics.co.jp |
目次
株式会社イノメディックス(以下「イノメディックス」)は、「メディカルをシステムで考える」を理念として掲げ、最新の医療情報や製品知識を基に、多岐にわたる製品群の中から必要なアイテムを選定し、最適な組み合わせで医療機器を情報と共に提供している医療機器商社です。
中期経営計画の一環として、より業務の効率化・標準化を推進するために「SuperStream-NX」の機能を追加しました。
機能追加の経緯や、SuperStream 製品を15年以上使用された感想などをイノメディックス 財務経理部の土田様、髙木様、寒川様、佐藤様に伺いました。
Q1. 貴社の事業概要をご教示ください。
A1. イノメディックスは30万点以上に及ぶ多様な製品の中から最適な組み合わせを考え、必要とする医療機関に必要な製品を情報と共に迅速かつスムーズに提供する医療機器商社です。病院・医療設備の増改築・移転の総合コンサルテーションや、院内物流管理業務の受託・運用など、あらゆる角度から医療に関わるサービスをトータルで提供しています。
また、日進月歩で進む医学やテクノロジーの情報をいち早くキャッチし、優れた提案をお客様に行うために人材の育成にも一層取り組んでいます。
情報とテクノロジーを駆使した総合医療サービスのパートナーとして、お客様に選ばれ信頼される会社を目指しています。
Q2. ご担当業務の内容をご教示ください。
A2. 財務経理部は、財務会計、管理会計、資金管理を担当しております。
これらの業務は全てが密接に関連しているため、現場からの情報をそれぞれの業務にタイムリー、かつ法令を遵守しながら正確な処理を実行しています。
また、その処理データを活用し、経営をより良くすることも重要な業務です。
Q3. 機能追加の導入を決定した背景をご教示ください。
【追加した機能】
・証憑管理オプション:証憑(請求書等)にタイムスタンプを押して保管する機能
・AI-OCR:請求書ファイルを読み込み、支払伝票を自動起票する機能
・手形管理電債オプション:受取、支払手形(電子債権、債務)の管理を行う機能
A3. 証憑管理オプションは電帳法対応で導入しました。
電帳法用の保管場所を作り、証憑を保管することも検討しましたが、伝票と証憑を一緒に保管する方が後々確認しやすいと考えました。

AI-OCRについては、将来的に正社員がコアな業務を担当し、それ以外の伝票起票などの業務を派遣社員が担当できるように標準化したいため、導入しました。
手形・電債オプションに関しては、今まで基幹システムで管理していましたが、こちらは会計専門のシステムではないため機能に不足があると感じていました。
そのため、今後は本格的に管理したいと思い、会計システムのオプションを導入しました。
Q4. システムをSuperStream-NXへ移行した経緯についてご教示ください。
A4. そもそもの背景として、2008年に同規模の企業同士が経営統合を行いましたが、両社とも会計システムを導入していませんでした。
業務量がほぼ倍になったことで、紙での管理に限界を感じ、限られたリソースの中で経理業務を効率化できる会計システムを探していたところ、2009年にSuperStreamに出会いました。
当初はSuperStream-COREを導入しましたが、サポート終了に伴いSuperStream-NXにシステム移行しました。
移行の際は、特に他社サービスの検討はしませんでした。SuperStream-COREからSuperStream-NXへの移行はストレスなくスムーズに進みました。

Q5. SuperStream-NXへの移行で貴社の業務はどのように変わりましたか?
A5. 【一般会計業務】
SuperStream-NXに移行したことで、データの出力や取込など、従来はデータ加工作業が必要でしたが、加工作業も不要でシームレスに処理ができるようになりました。

以前よりも、データを利用した処理が増加し、作業効率がアップしました。
担当者が入力した承認前のデータを試算表や元帳で残高確認ができるようになり、修正仕訳の起票や承認作業が不要になりました。
また、証憑管理オプションを導入したことで、伝票に証憑データを紐づけることができ、監査などにも迅速に対応できるようになりました。
【支払業務】
以前は、基幹システムを外部連携する際はアドオンを利用していましたが、SuperStream-NXに移行した後はアドオンを入れずに外部連携がしやすくなりました。
業務ボリューム自体は以前よりも増えていますが、支払業務担当者1人で遂行できているので業務効率が向上したと思います。
他部門から振込依頼があった際は、外部連携用のファイルに入力してもらうことで、データの一元管理ができ、入力時間の短縮やミスの減少につながりました。
【システムについて】
ほぼすべての帳票や伝票の画面データをExcelに出力できるようになり、作業効率が格段に向上しました。
また、使い方が簡単なので直感的に利用することができ、標準化しやすいシステムだと感じています。
そのため、作業内容を問わず、社内で高い評価を得ています。
その他、インボイス制度など法改正にも迅速に対応していただき、とても助かっています。

Q6. SuperStream-NX導入後、システム保守の評価はいかがでしょうか。
A6. 定期的なアップデートを弊社作業に支障が出ないように迅速に保守作業をしていただいております。
また、カスタマーサポートセンターもレスポンスが早く、複数の担当者から質問があった場合でも親身に対応していただいています。
Q7. 鈴与シンワートの評価についてご教示ください。
A7. 弊社のさまざまな課題に対して、限られたリソースを最大限に生かしたサポートをしていただいていることが高評価です。
部署ごとの縦割りがなく横の連携は密なため、各担当者が弊社からの要望に対し妥協せずに真摯に対応していただいています。
また、弊社の業務プロセスを十分理解したうえで、提案やアドバイスをいただいています。
さまざまな業務において、最初から最後までリードし、中途半端で終わらず、弊社が納得できるまでとことんお付き合いいただけている点も大変頼もしく、安心してお任せできると感じています。
Q8. 鈴与シンワート営業担当の評価はいかがでしょうか。
A8. システム導入当初から問い合わせや相談に対して、真摯かつ前向きに受け止め、解決への道筋をご教示いただいております。
SuperStreamに直接関わらない周辺システムのことなどについて相談しても、客観的なお立場から助言をいただいております。
弊社からの信頼は非常に厚く、メンバー全員が重要なパートナーであると思っております。
今後とも是非よろしくお願い申し上げます。
Q9. 今後、鈴与シンワートに期待することをご教示ください。
A9. 弊社ではいち早く、AI-OCRを導入しました。
まだ初期段階のためAI機能を十分使いこなせていませんが、今後さらなるAI機能の向上を期待しています。
AI-OCRで業務の標準化と効率化をさらに進めていきたいと思っています。

今回はありがとうございました。